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リフォーム情報

1.決まった予算で満足ゆく工事をしてもらうには
2.施主様の希望と専門家の意見
3.手軽にできるリフォーム例
4.実践版リフォーム計画

1.決まった予算で満足ゆく工事をしてもらうには

できるだけ低い予算で満足度の高いリフォームを望まれるなら、お金をかけても良い部分、そうではない部分に優先順位をつけましょう。
リフォームの中でも、キッチンや浴室など水周りの改装は特にお金がかかります。システムキッチン本体だけを比べても、材質によってずいぶん価格が違います。メーカーのショールームに行くと、最新の食器洗い機やオーブンレンジ、昇降機付き吊り戸棚などの商品が沢山展示されていて目移りししてしまうものですが、理想ばかり求めると、あっという間に予算をオーバーしてしまいます。

仮にシステムキッチンを取替えたいということがリフォームの動機なら、まずは焦点をキッチンに絞って、今後のライフスタイルをよく考えた上で本当に必要なものを優先させましょう。たとえば、「大型の食器乾燥機がほしい」、「L型の明るいオープンキッチンにしたい」といった目的や要望が必ずあるはずですから、その費用が考えていた予算をオーバーするとしても、重点的にそこにお金を使い、優先順位の低い工事は商品ランクを下げるなり仕様を変更するなどして費用を捻出します。

あれもこれもと欲張って結局妥協ばかりのリフォームになるよりも、本来リフォームしたかった場所を改善できれば、あとあときっと満足されることでしょう。
まずご家族でよく話し合って予算を固め、何をメインにするか決めた上で、工事担当者とよく相談することが理想のリフォームを実現する最短の道です。

2.施主様の希望と専門家の意見

とあるお宅での改築工事で、こういう事があったそうです。工事が始まってからしばらくして、「もっと部屋を明るくしたいから、壁になってしまう部分に窓を付けたい」と思われたので、工務店にそう申し出ました。ところが、「この壁の裏にある柱を抜いてしまったら、バランスが崩れて家の構造が弱くなります。この場所に窓は付けられません。」と一方的に拒否されたそうです。
施主さんは「工事途中に変更されるのが面倒臭くてそんな事を言ってごまかしたんだろう…」と内心非常に腹立たしかったそうですが、知り合いの工務店でもあるし、工事途中で業者を変更する訳にもいかずやむなく窓をつける事は諦めました。
そうしたら完成の数年後に地震が起こったのです。周囲の同じ頃に建った家々は軒並み倒壊してしまったのですが、その家だけは何と無事、無傷で残ったそうです。
最近、リフォ−ムの番組などで柱を抜くために梁の補強等を行っているシーンを見ますが、改修というのは見た目と違って大変やっかいな作業です。一階の場合は二階の重さを考えて補強しなければなりませんし、屋根の重さも考慮しなければなりません。ですから施主様の希望通り、理想通りにいかない場合もあります。
大切なことは要望をしっかり、はっきり工務店に伝えること、それができない場合は何故なのか納得できるまで説明してもらうことです。また、そうした真剣な打ち合わせをすることでお互いの信頼関係が深まり、その結果工事も円滑に運ぶということになります。

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3.手軽にできるリフォーム例

ちょっとしたリフォームでも、随分お金がかかると思われている方は多いのではないでしょうか。けれども、キッチンや浴室、間仕切りなど何もかもすべて変えてしまわなければならないわけではありません。現在の生活の中で本当に必要なもの、毎日不便で困っていることだけを中心にリフォームすれば良いと思います。
例えば壁面などは築後10年〜15年経ってくるとクロスの汚れが目立ってきます、こまめに掃除してもタバコのヤニがクロスに染み付いてしまいます。そんな場合に、見た目だけをリフレッシュしたいなら、クロスの張り替えをするだけで部屋のイメージはガラッと変わります。ただし、この場合注意することは、一部だけ新しく張り替えると工事していない部分の汚れが逆に目立ってしまうということです。極力全部のお部屋を張り替えるか、各部屋から独立した部屋だけを施工するようにしましょう。
その他には、部屋が暗くなりがちな綿壁を白系統のクロスに、畳の和室をフローリングの床といった洋風にするだけでも、全く雰囲気が変わり、新築したような空間に生まれ変わります。
たまった洋服を整理できる収納クローゼットの工事も手軽にできるリフォームの一つです。家具を新たに購入するとなると、その寸法が限られているだけでなく、奥行きのサイズが違う家具を並べると凹凸ができてしまい、見た目にもスッキリしません。かといって、同じ物を並べて使ったり、大きな家具を特注するとなるとかえって高くついてしまいます。そういった場合にお勧めのリフォームとして、たとえば納戸やお部屋の一部にハンガーパイプを設け、仕切りは市販のカーテンなどを取り付ければ、安価で収納力のある納戸スペースを確保できます。
お金をかけた全面改装だけがリフォームというわけではありません。ほんの一部を変えるだけで、毎日の生活が快適になるのですから、リフォームをお考えでしたら是非一度増永工務店にご相談ください。

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4.実践版 リフォーム計画

<重要チェックポイント>

●施工業者は瑕疵担保補償等の各種保険に入っているか?
●法令による建ぺい率等は大丈夫か?
(マンションリフォ−ムでは専有部分と共用部分の確認が必要です。)

<プラニング段階>

リフォ−ム内容は具体的に検討しよう。「もっと広く」、「明るい感じに」と言った漠然とした表現は業者に意思が伝わりにくく、あとで工事変更になることが多いので、様々なシチュエーションを思い描きながら住まいの不満を一つずつ書き出してみましょう。
まず、家族全員の希望をまとめます。住まいへの不満は、一人一人違うはずです。予算を考慮しながら優先順位をつけましょう。

■事前に情報を収集する

希望がはっきりしたら、情報を集めましょう。ショール−ムなど見に行ってキッチン、浴室、照明、扉などの実物を見たり、カタログをもらったりしておけば、業者に説明するときにイメージがよく伝わります。          

■住まいの現状をつかんでおく

業者に話をする前に現在の住まいに関する資料を集めておくと話がスムーズにいきます。特に増築では、建ぺい率や容積率が関わってきますので希望通りのリフォ−ムが出来ないときがあります。図面などがあれば早めに用意しておけば安心です。

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<資金計画>
■予算には、ある程度のゆとりを

リフォ−ム費用は見積してもらいますが、工事には、追加工事がつきものです。「キッチンを外したら床が傷んでいた」、「フローリングにしたらクロスも新しくしたくなった」などはよく聞く話ですね。こう言った追加工事のゆとりを考えておくこともリフォームを成功させる一つのポイントです。

■工事費以外にも発生する費用がある

リフォ−ムでは、工事費の他にいろいろな費用が発生します。
近隣の挨拶の品代にはじまって、水廻りの工事ですと外食費や銭湯代、仮住まいの必要な工事なら引越し代や家賃など思ってもいなかった費用がかかります。
また工事費と一緒に見積もりされていて気づかないことが多いのですが、残材処理費用というものがあります。これは、平成14年5月から建築リサイクル法に基づいて処分するところが決められているので、手間と処分費用が以前より高くなりました。ゴミ代に何故こんなにかかるのと思われるかもしれませんが、この費用が逆に安い業者は指定のところにきちんと処分しているかどうかチェックしましょう。ゴミのことで施主様自身にまでご迷惑がかかるからです。

■ローンを利用するなら

自己資金が足りない場合は、リフォ−ムローンを利用することになります。公的なものは、「住宅金融公庫融資」。他には、年金に3年以上加入しているときに受けられる「年金住宅融資」や、財形貯蓄を1年以上続けていて残高50万円以上ある人が受けられる「財形住宅融資」など。
民間では、銀行などの金融機関なども融資をやっています。不明な場合は当社にご相談ください。

■介護保険を利用してリフォ−ム費用を捻出する

高齢者対応のリフォ−ムの場合、介護保険の被保険者には、「居宅介護(支援)住宅改修費」が支給されます。支給額は、最高20万円までで、そのうちの9割。つまり20万円なら18万円。10万なら9万円になります。20万以上の場合に対しては、対象にならないので30万でも18万円しか支給されません。支給対象の工事は、手すりの取り付け、段差解消(バリアフリー)、和式便器から洋式への取替えなどです。これも詳しくは当社にお尋ねください。

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<業者選び>
■業者によって得意分野は違う

リフォームは工務店、ハウスメーカー、設備メーカー、ホームセンターなどによって得意分野が分かれます。頼んだものの、業者によってはできない仕事があったり、うまく出来ないことがありますので、得意分野を見極めましょう。
当社は、多くの業者と提携を持ち、水廻り、電気の工事はもちろん、マンション、店舗なども手がけています。

■資格者の有無も選択ポイントです

専門知識の資格者の有無も業者選びのポイントです。増改築相談員、マンションリフォ−ムホームマネージャー、建築士などが主な資格です。ある程度業者をしぼりこんだら施工例をみせてもらうのもいいでしょう。見積金額が安いから決めるのではなく、安心できる業者に頼むのが一番のポイントです。
リフォ−ム成功のためには、担当者との相性も大事です。きちんと相談にのってくれ、希望に沿った提案をしてくれる人であって欲しいものです。

<設計、契約>
■最終プランは、しっかり確認しよう

工事を始めてから変更が出て来ないよう、自分の希望がきちんと反映されているか綿密にチェックしてください。プランや見積りについて疑問などがあれば遠慮せず質問しましょう。お手持ちの家具やコンセントの位置などもチェックします。工事が終わってからコンセントが家具の裏になって使えなかったということは結構あります。

■契約は書類をよく読んでから

プランが決定したら、いよいよ契約です。どんな小規模でも、顔見知りの業者でも、トラブル防止のために必ず契約書を取り交わしましょう。

工事内容(工事範囲と設計図書、仕様書)
請負代金額
着工時期と完成時期
請負代金の支払方法
設計変更や工事中止の場合に生じる損害負担について
工事中の火災保険に関する定め
竣工検査、引渡し時期
履行延滞、責務不履行の場合の延滞利息、違約金などの定め
区分所有に関する定め
契約に関する紛争を解決する方法
瑕疵の補償に関する定め(アフターケアを何年間補償にするか)

以上のことが契約書に記載されていれば安心です。設計図書では、すべての希望が反映しているか、代金の支払い時期に無理がないかなどもよく確認しましょう。その場で捺印を急がずに納得がいくように細部までチェックしましょう。

■近所へのあいさつ回りも忘れずに

工事中は、人や車両の出入り、騒音、ほこりなど様々なことでご迷惑をかけます。工事にかかる前にご近所(最低、表三軒、両隣と町内会長さん)に挨拶まわりしておきます。全体の工事時期、特に騒音やほこりが多い時期は、業者に確認し、連絡しておきましょう。

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<工事スタート>
■工事中もチェックを忘れずに

工事中は、何度か確認してプラン通りか確認しましょう。内装工事が終わった後でコンセントや照明を変えると時間と費用がかかります。
変更や問題点は出来るだけ早く伝えましょう。
追加や変更は小額なものでも必ず書面に残してもらいましょう。口約束は、トラブルの元です。棚の作り付けや蛇口の変更等ちょっとした事でも終わったら数十万もの請求といったこともあるからです。
逆に、工事開始後で、家の傷みが見つかった、水廻りの床が腐食していた、床をはがすとシロアリが発生していたなど、どうしても追加工事せざるえないことがあります。予想外の出費がないよう、事前に調査してもらうのがよいでしょう。

■住みながらの工事はストレスがたまる

工事中の家で暮らしながらということになると施主側は精神的に疲れてしまうものです。騒音やほこりに悩まされたりもします。工事のピーク時に数日だけ親戚の家や旅行にいかれるのも一つの手です。

<工事完了>
■竣工検査で最終確認をする

工事完成後は、業者と竣工検査をすることになります。図面通りか、不具合は無いかしっかりチェックしましょう。また引渡し後に不具合を発見したときには、出来るだけ早く担当者に伝えましょう。

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